お笑いコンビ「四天王」の卓也努力勝利さんが6月14日、脳幹梗塞のため38歳の若さで急逝されました。
わずか6日前の6月8日には、浅草のお笑いイベントで審査員を務め、元気な姿を見せていただけに、突然の悲報に多くの人が驚きと悲しみを隠せません。
この記事でわかること
この記事では、あなたに卓也努力勝利さんの人柄や実績、最後の活動から急逝までの詳細な経緯をお伝えします。
また、相方ジェットさんの心からの追悼メッセージもご紹介いたします。
⚫ 四天王・卓也努力勝利さんとは?ビートたけし杯優勝の実力派芸人
卓也努力勝利さんは、お笑いコンビ「四天王」のボケ・ネタ作り担当として活躍していました。
1986年11月17日生まれの北海道出身で、相方のジェットさんと2017年に結成したコンビです。
ℹ️ 四天王の基本情報
- 結成年:2017年(旧コンビ名「ゆかりてるみ」)
- 2020年に「四天王」へ改名
- 所属事務所:松竹芸能
- 主な芸風:コント(技巧派コント)
実は2020年には一度解散の危機がありました。
M-1グランプリで1回戦敗退した際、卓也さんが解散を切り出したのです。
しかし相方のジェットさんが引き止め、「卓也が本当に面白いと思うことをやろう」と話し合いました。
その結果、漫才からコントへとネタの方向性を変更したのです。
⭐ ビートたけし杯の権威性
この大会は審査が非常に厳格で、第2回では「優勝者なし」という結果になったほどです。
ビートたけしさん自身が「四天王が一番放送に乗るような正統派な感じだった」とコメントしています。
芸名の「努力勝利」は、まさに彼の芸人人生を表していたのかもしれません。
あなたも努力が報われる瞬間を見たことがあるのではないでしょうか?
次に、最後の6日間について詳しく見ていきましょう。
⚫ 最後の6日間 審査員から急逝までの衝撃的な経緯
6月8日から14日までの6日間は、誰も予想できない急激な変化の日々でした。
時系列で振り返ると、その変化の速さに改めて驚かされます。
⏰ 最後の6日間の詳細な経緯
- 6月8日(土) - お笑いイベント「浅草 爆笑!お笑い六区」「VS梅田元気よく」で審査員
- 6月11日(火) - TBS「水曜日のダウンタウン」次世代リアクション王発掘トーナメント出演
- 6月12日(水) - 松竹芸能が体調不良による入院を発表
- 6月14日(土) - 脳幹梗塞のため都内病院で永眠
特に印象的だったのは、6月8日の卓也さんのX(旧Twitter)投稿です。
「VS梅田元気よく ありがとうございました!!! 今回もめちゃくちゃ楽しかったー!!」と元気いっぱいでした。
6月11日の水ダウでは、相方のジェットさんがドッキリを仕掛けられる様子を、卓也さんがサポート役として見守っていました。
この時点では、まだ体調の変化を感じさせる様子はありませんでした。
⚠️ 急激な変化
わずか6日間で、元気な審査員活動から急逝まで急激に状況が変化しました。
脳幹梗塞は生命維持に関わる重要な部位の病気で、急激に症状が進行することがあると一般的に言われています。
あなたはこのような急激な変化を想像したことがありますか?
医療機関によると、脳幹梗塞は予兆を捉えにくい場合も少なくないとされています。
では、脳幹梗塞という病気について詳しく見ていきましょう。
⚫ 38歳で脳幹梗塞 若い人にも起こりうる病気とは
脳幹梗塞は、脳の中でも特に重要な「脳幹」という部位で血流が滞る病気です。
脳幹は呼吸や意識、感覚・運動神経など生命維持に欠かせない機能を司っているため、非常に危険度の高い疾患とされています。
💡 脳幹梗塞の基本知識
- 脳幹は延髄・橋・中脳で構成される重要部位
- 呼吸、意識、血圧調節などの生命維持機能を担当
- 急激に症状が進行することがある
- 若年発症の可能性もある
一般的に脳梗塞は高齢者に多い病気と思われがちですが、実は若い人にも発症する可能性があります。
医療機関によると、ストレスや生活習慣、遺伝的要因などが若年発症に影響することもあると考えられています。
卓也さんの場合、公式発表では持病の存在は明かされておらず、「体調不良」とのみ発表されていました。
突然発症した脳幹梗塞が直接の原因と考えられ、私たちにとって改めて健康診断の重要性を感じさせる出来事となりました。
次に、予定されていた出演番組について見ていきましょう。
⚫ 6月21日に出演予定だった「マイナビラフターナイト」と未来への想い
卓也さんには、6月21日にTBSラジオの若手芸人発掘番組「マイナビラフターナイト」への出演予定がありました。
この番組は、オーディション形式で"お笑い新世代"を発掘する人気番組です。
📻 マイナビラフターナイトとは
- TBSラジオの若手芸人発掘番組
- 過去には空気階段、金の国、かが屋などを輩出
- 毎月「オンエア争奪LIVE」を開催
- 年間チャンピオンには冠特番出演権と賞金
番組では毎月「オンエア争奪LIVE」が開催され、そこで選ばれた芸人が月間チャンピオンとなります。
年に一度のチャンピオンライブでは、優勝者にTBSラジオの冠特番出演権と賞金が贈られる、若手芸人にとって重要な登竜門でもあります。
2022年のビートたけし杯優勝、M-1グランプリ2024での初の3回戦進出と、着実に実力を積み重ねてきた四天王にとって、新たなステージへの挑戦だったのです。
松竹芸能の発表にもあるように、「番組出演など、地道な努力が実り始め、これからの活躍に期待していた矢先」の悲報となってしまいました。
あなたも夢に向かって努力している時期があるのではないでしょうか?
卓也さんの未来への想いを思うと、とても心が痛みます。
最後に、相方ジェットさんの心からの追悼文をご紹介します。
⚫ 相方ジェットの涙の追悼文「可哀想と思わないで欲しいです」
6月19日、相方のジェットさんがXで心からの追悼文を投稿しました。
その内容は、悲しみの中にも卓也さんへの深い愛情と、お笑いへの誇りに満ちたものでした。
「9年間四天王を応援していただき本当にありがとうございました。応援してくれたファンの方には感謝しかありません。何度も辛い時、心が折れそうな時、解散しようとしたことありますが、応援してくださった皆さんのおかげでここまで続けてこられました。」
特に印象的だったのは、次の言葉でした。
この言葉からは、相方を失った深い悲しみの中でも、卓也さんの芸人としての生き方を誇りに思う気持ちが伝わってきます。
「可哀想と思わないで欲しい」という表現は、エンターテイナーとしての尊厳と、お笑いに全力で取り組んだ卓也さんの人生への最大の敬意を示しています。
「沢山支えてくれた、松竹芸能、先輩方、同期の皆さん、後輩たち、関係者の方、そしてファンの皆さん、本当にありがとうございました。」
あなたも大切な人への想いを言葉にしたことがあるのではないでしょうか?
ジェットさんの言葉は、多くの人の心に深く響いています。
よくある質問
Q: なぜ38歳の若さで脳幹梗塞になったのですか?
A: 脳幹梗塞は若い人にも発症する可能性があります。ストレスや生活習慣、遺伝的要因などが影響することもあると一般的に考えられていますが、卓也さんの場合、持病の存在は公表されておらず、突然の発症でした。
Q: その後のコンビ活動はどうなりますか?
A: 相方のジェットさんは追悼文で「こんな形で四天王の活動が終わる」と述べており、四天王としての活動は終了となります。ジェットさんの今後の活動については現在のところ発表されていません。
Q: 四天王とはどのようなお笑いコンビですか?
A: 2017年に結成され、2022年にビートたけし杯「お笑い日本一」で優勝した実力派コンビです。主にコントを得意とし、卓也さんがボケ・ネタ作り、ジェットさんがツッコミを担当していました。
Q: 最後の活動から死去までの経緯はどうでしたか?
A: 6月8日にお笑いイベントで審査員を務め、6月11日に水ダウに出演、6月12日に入院が発表され、6月14日に急逝されました。わずか6日間という急激な変化でした。
まとめ
四天王・卓也努力勝利さんの急逝は、お笑い界にとって大きな損失となりました。
重要なポイントを振り返ってみましょう:
- 38歳という若さでの突然の訃報 - 6月8日の審査員活動から6日後の急逝
- 実力派芸人としての足跡 - 2022年ビートたけし杯優勝、M-1グランプリ初の3回戦進出
- 努力し続けた芸人人生 - 解散危機を乗り越え、漫才からコントへの方向転換で成功
- これからの活躍への期待 - 6月21日マイナビラフターナイト出演予定など、さらなる飛躍を目指していた
- 相方ジェットの深い愛情 - 「可哀想と思わないで欲しい」という、卓也さんの生き方への最大の敬意
相方ジェットさんの言葉にあるように、私たちは卓也さんを「可哀想」と思うのではなく、お笑いにまっすぐ駆け抜けた素晴らしい人生として讃えたいと思います。
あなたも卓也努力勝利さんの芸人としての生き方や、相方ジェットさんの想いについて、どのように感じられましたか?
お笑いに真摯に向き合い続けた彼の姿勢は、私たちにとって大切なことを教えてくれているような気がします。
参考情報
- 松竹芸能株式会社: 四天王 卓也努力勝利 休養のお知らせ ()
- お笑いナタリー: 四天王・卓也努力勝利が脳幹梗塞のため38歳で死去 ()
- ENCOUNT: 四天王・卓也努力勝利さん、38歳で死去 相方が心境つづる ()
- 台東区ホームページ: 第4回 江戸まちたいとう芸楽祭ビートたけし杯「お笑い日本一」 ()