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日産リストラ2万人で株価6%上昇、なぜ投資家は好感?

みなさん、今話題の日産のリストラ、本当に驚きですよね。

追加で1万人削減って聞いて、「え、また?」って思った方も多いはず。

でも、もっと驚くのは株価が逆に上がったこと!

なんと6%も急騰したんです。

 

 

🚗 日産リストラとは?追加1万人で計2万人規模の大削減

実は日産のリストラ、今回が初めてじゃないんです。

2024年11月に9000人の削減を発表していたんですが、今回さらに1万人追加で、合計2万人規模になりました。

日産の従業員数は現在13万3580人。

つまり、全従業員の約15%が対象になるという、とんでもない規模なんです。

  • 2024年11月:9000人削減発表
  • 2025年5月:追加1万人削減で計2万人に
  • 削減規模:全従業員の15%相当

日産

日産



💡 意外なことに、これはカルロス・ゴーン氏以来、約20年ぶりの大規模リストラなんです。

しかも、工場閉鎖はせずに生産ラインの統廃合で対応するそうです。

「人員削減について決定している事実はない」
—日産広報部

日産はこのようにコメントしていますが、複数のメディアが報道していることから、ほぼ確実と見られています。

それでは次に、なぜこんな大規模リストラが必要になったのか見ていきましょう。

◆◆◆

 

 

 

❓ なぜ追加リストラ?販売不振と経営判断の遅れが原因

なぜこんな大規模リストラが必要になったんでしょうか?

理由は主に3つあります。

1

過去最大の赤字見込み

  • 2025年3月期:最終赤字7500億円(過去最大)
  • 前期4266億円の黒字から大幅悪化
2

北米・中国での販売不振

  • 主力市場で売上激減
  • 特に中国では地場EVメーカーに押され気味
3

ハイブリッド車戦略の失敗

実は内田前社長がこんな衝撃的な発言をしていました。

「去年まで、ハイブリッド車がここまで急速に上がってくる状況というのを読めていなかった」
—内田誠前社長

技術の日産と言われながら、経営判断ミスしちゃったんですね。

EVリーダーだったのに、HVブームに乗り遅れた皮肉な結果です。

 

⚠️ さらに追い討ちをかける問題

しかも、下請法違反で公正取引委員会から勧告を受けたため、コスト削減も思うようにできない状況なんです。

新社長のイバン・エスピノーサ氏は、4月に就任したばかり。

追加リストラは、新体制での抜本的な構造改革の一環とみられています。

では、リストラという悪いニュースなのに、なぜ株価は上昇したのでしょうか?

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📈 株価6%上昇の意外な理由-市場が評価したポイント

ここからが本当に意外な話です。

リストラ発表後、日産の株価が約6%も上昇したんです!

普通、リストラって悪いニュースじゃないですか?

でも株価は367円まで急騰しました。

投資家が評価したポイント

  • 大幅なコスト削減による収益改善期待
  • 構造改革への本気度を評価
  • 「前期大赤字で引当金を積んでおり違和感はない」(専門家)

東海東京インテリジェンス・ラボの杉浦誠司シニアアナリストはこう分析します。

「前期大赤字の予想で引当金を積んでおり違和感はない。きょうの決算を見極めたいムードもある」

さらに、米中協議の進展やドル円の上昇も追い風になったようです。

つまり、投資家は「短期的な痛みより、長期的な改革」を評価したということですね。

株式市場って、時に冷酷というか、合理的な判断をするものなんです。

あなたはどう思いますか?

次に、実際にリストラされる人たちのその後を見ていきましょう。

◆◆◆

 

 

 

🏭 日産リストラがその後どうなるか-地域と雇用への影響

じゃあ、実際にリストラされる人たちはどうなるの?

これも気になりますよね。

現時点でわかっている影響

💼 1. 国内の早期退職募集

対象:国内の事務系部門
規模:数百人規模
時期:2025年度中

 

🌏 2. 地域経済への影響

  • 北九州EV電池工場計画の撤回(投資額1500億円超)
  • 横浜本社周辺の飲食店などにも影響

3従業員の不安

実際の従業員の声です。

「自分が対象かも…」
「報酬もらい過ぎの経営陣の責任は?」

意外な制約要因

実は、トランプ関税の影響で大胆なリストラが打てないという事情もあるんです。

雇用を重視するトランプ政権の方針で、特に米国での大規模削減は難しい状況。

これ、ホンダとの経営統合交渉にも影響しそうですね。

地域社会との信頼関係も、完全に崩れちゃうかもしれません。

あなたの地域はどうでしょうか?

◆◆◆

📝 まとめ

日産の大規模リストラについて、重要なポイントをまとめます。

✅ リストラの規模

  • 追加1万人で計2万人(全従業員の15%)
  • ゴーン氏以来20年ぶりの大規模削減

✅ リストラの理由

  • 過去最大の赤字7500億円
  • 北米・中国での販売不振
  • ハイブリッド車戦略の失敗

✅ 株価上昇の理由

  • コスト削減による収益改善期待
  • 構造改革への本気度を評価
  • 短期的視点での投資家判断

✅ 今後の影響

  • 国内で早期退職募集
  • 地域経済への連鎖的影響
  • 従業員の不安と人材流出リスク

5月13日の決算発表で、さらに詳しい情報が明らかになるでしょう。

長期的な成長戦略が示されるかどうかが、今後の大きな注目点です。

日産の大規模リストラ、あなたはどう思いますか?

技術力のある企業が経営判断ミスで苦境に立つ、この現実について一緒に考えてみませんか。

 

よくある質問

Q: なぜ日産は追加のリストラが必要になったのですか?
A: 主に3つの理由があります。過去最大の赤字7500億円の見込み、北米・中国での販売不振、そしてハイブリッド車戦略の失敗です。特に内田前社長が「HV需要を読めていなかった」と認めたように、経営判断ミスが大きく影響しています。

Q: リストラ発表後、その後日産の株価はどうなりましたか?
A: 意外なことに株価は約6%上昇し、367円まで急騰しました。投資家は短期的な収益改善効果を評価し、構造改革への本気度を好感したと考えられています。

Q: 日産のリストラが地域経済に与える影響は何ですか?
A: 北九州のEV電池工場計画(投資額1500億円超)が撤回されるなど、地域経済への大きな影響が懸念されています。また、横浜本社周辺の飲食店など関連業界にも影響が及ぶ可能性があります。

Q: 今回のリストラで早期退職を募集する場合、どのような条件ですか?
A: 現時点では国内の事務系部門を対象に数百人規模で、2025年度中に募集開始予定です。ただし、レイオフ(一時解雇)ではなく早期退職での対応となる見込みです。

Q: 日産のリストラによって現在の従業員はどうなりますか?
A: 追加1万人を含む計2万人(全従業員の約15%)が対象となる見込みです。従業員からは「自分が対象かも」という不安の声も上がっています。優秀な人材の流出リスクも懸念されています。

Q: 以前と比べて、今回のリストラの規模はどの程度ですか?
A: これはカルロス・ゴーン氏以来、約20年ぶりの大規模リストラです。ゴーン氏の「日産リバイバルプラン」では2万人超の削減でしたが、今回も同規模の削減となります。

 

参考情報

  • 日本経済新聞: 日産、世界で2万人削減 業績回復へ立て直し急ぐ ()
  • ロイター: 日産のリストラ策、生産部門で6700人削減 全体の7割超=報道 ()
  • 朝日新聞: 日産、1万人を追加リストラへ 社員全体の15%、計2万人規模に ()
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