だからさー、これも「カネなくて食えない」なんだよ。
ナントカ離れ、で誤魔化すのやめろや。
この怒りの声がSNSで炎上したのには深い理由があります。✅
実は「○○離れ」という便利な言葉による責任転嫁の構造が、なんと46年間も続いているんです。
⚠️ Z世代の「ステーキ離れ」も例外ではありません。
本当の理由を探ってみると、意外な真実が見えてきました。
✅「ステーキ離れ」の本当の理由は何？
SNSには「噛むのが疲れる」「脂っこくて胃もたれ」という若者の声が溢れています。
でも、コメント欄をよく見ると💡違う声も聞こえてくるんです。
実際のコメント例：
「セール品のステーキ100g199円で売ってるし買えるだろ」
「金ないから、みんなの○○離れは全部金ないから」
実際、価格帯別に見ると面白い現象が起きています。⭐
安価なファミレスのステーキは若者にも人気なのに、高級ステーキ店では中高年ばかり。
- ファミレス（1000-2000円）：若者利用率高
- 高級店（5000円以上）：中高年中心
- 中間価格帯：世代混在
これって本当に「価値観の変化」だけの問題でしょうか？⚠️
一方で、環境問題への関心という新しい要因も無視できません。
畜産業の環境負荷を気にする若者が増えているのも事実です。（食文化研究家畑中三応子氏によると）
つまり、経済的制約と価値観変化の両方が複雑に絡み合っているのが実態なんです。
📚 46年前から続く「○○離れ」という魔法の言葉
「若者の○○離れ」って、いつから言われ始めたか知ってます？💡
なんと1972年、岩波書店の雑誌『図書』での「活字離れ」が最初なんです。
⏰ 「○○離れ」の歴史年表
- 1972年：活字離れ（岩波書店『図書』）
- 1970年代後半：文字離れが新聞記事で続々登場
- 1980年代〜：様々なメディアで多用開始
- 2018年：「お金の若者離れ」で反撃開始
それから50年以上、無数の「○○離れ」が生まれました：
- 車離れ、酒離れ、恋愛離れ、海外旅行離れ
- 新聞離れ、テレビ離れ、結婚離れ
- 極め付けは「暴力団離れ」「覚せい剤離れ」
って、最後の2つは離れて当然やろ！😅
これこそ「○○離れ」の便利さと危険性を象徴しています。
メディアと業界にとって「○○離れ」は便利すぎる言葉なんです。⚠️
売上が落ちた理由を「若者の意識の問題」にしてしまえば、自分たちの責任は回避できる。
次に、この構造に真っ向から挑んだ事件を見ていきましょう。
🔥「お金の若者離れ」反撃の狼煙と炎上の構造
転機が訪れたのは2018年5月5日。📅
朝日新聞に20歳の大学生からこんな投書が掲載されました。
「若者の車離れ」「若者の旅行離れ」などと騒がれ、その原因を「若者の意識の低下」と指摘する声があるが、根源にあるのは「お金の若者離れ」ではないだろうか。
⚠️ 炎上の経緯
1朝日新聞投書掲載
2SNSで瞬く間に拡散
38万件以上のリツイート
4高須院長「甘ったれるな若者！」と反撃
5世代論争の大炎上へ発展
高須クリニックの高須院長が「甘ったれるな若者！モーレツに働け！」と反撃したことで、さらに議論は過熱。⭐
世代論争の様相を呈しました。
💡 でも、なぜこの投書がここまで刺さったのか？
それは多くの人が薄々感じていた「真実」を代弁したからなんです。
では、実際のデータはどうなっているのでしょうか？
📊 データが暴く「○○離れ」の嘘と本当
統計データを見ると、驚くべき事実が浮かび上がります。📈
💰 20代前半の平均年収推移（国税庁調査より）
- 2000年頃：約280万円
- 2016年：約258万円
- 👉 なんと20年間で50万円近くも減少
同時期に物価や家賃は上昇。可処分所得はさらに厳しくなっています。⚠️
💡 一方で「実は離れていないもの」も多数存在します：
- パソコン・スマートフォン使用率は高水準
- アウトドア・料理への関心は変わらず
- 海外旅行も1986年より現在の方が多い
⚠️ データの落とし穴
データの切り取り方次第で、正反対の結論が導けてしまう。これが「○○離れ」言説の構造的問題なんです。
若者人口自体が団塊世代より4割少ないことも忘れてはいけません。📉
絶対数の減少を「離れ」と混同しているケースも少なくありません。
では、この問題の本質は何なのでしょうか？
💡 まとめ：問題の本質は何なのか？
「○○離れ」という言葉の本質的な問題は3つあります：⭐
- 経済構造の変化を個人の責任にすり替える
- 世代間の対立を煽り、本質的議論を妨げる
- メディアと業界の改善努力を怠らせる
💡 本当に必要なのは
若者バッシングではなく社会構造の見直しです。
賃金水準の改善、雇用の安定化、将来への希望を持てる制度設計。
あなたも「○○離れ」で片付けられた経験はありませんか？💭
本当の原因を一緒に考えてみましょう。
よくある質問
Q: なぜ「○○離れ」という表現が問題なのか？
A: 経済構造の変化を個人の責任にすり替え、メディアと業界の改善努力を怠らせるためです。本来は社会全体で解決すべき問題を若者個人の価値観の問題として片付けてしまいます。
Q: 「お金の若者離れ」炎上事件とは何があったのか？
A: 2018年5月に朝日新聞に掲載された20歳大学生の投書がきっかけで、「○○離れの根源は若者の意識低下ではなく経済的理由」と主張。高須院長の反論で大炎上し、8万件以上のリツイートを集めました。
Q: ステーキ離れの本当の理由は何か？
A: 経済的制約と価値観変化の両方が複雑に絡み合っています。20代の平均年収は20年間で50万円近く減少しており、高級ステーキは経済的に手が届きにくくなっています。
Q: 「○○離れ」はいつから始まったのか？
A: 1972年の岩波書店『図書』での「活字離れ」が最初の記録です。その後50年以上にわたって様々な「○○離れ」が生まれ続け、便利な責任転嫁ツールとして使われています。
参考情報
- 朝日新聞: 「お金の若者離れ」現実を知って ()
- 日経クロストレンド: 「若者の○○離れ」にダマされない3つのポイント 30年調査で見る ()
- ハイライフ研究所: 現代若者の「○○離れ」の実相 ()
- ピンズバNEWS: 「ごちそう」の概念が変化 Z世代の「ステーキ離れ」が加速している意外な理由 ()
