高速道路での逆走事故、死亡率は通常の40倍!今すぐ知るべき命を守る対応法
あなたは高速道路で逆走車に遭遇したことがありますか?
実は高速道路の逆走事故は、通常の事故よりも死亡率が約40倍も高いんです。
この記事では、5月18日に三重県亀山市の新名神高速道路で発生した逆走事故を例に、逆走事故の実態と命を守るための正しい対応法をわかりやすく解説します。
もし逆走車に遭遇したとき、あなたがとるべき行動が明確にわかり、大切な命を守ることができます。
この記事でわかること
✅ 新名神高速での逆走事故、何が起きたのか
5月18日午前、三重県亀山市の新名神高速道路で逆走車による事故が発生しました。
乗用車とみられる車が逆走し、避けようとした車など4台が事故に巻き込まれました。
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この事故で4人が軽傷を負いました。驚くべきことに、逆走車はそのまま他の車に衝突しながら逃走したのです。
これは単なる逆走事故ではなく、「ひき逃げ」という二重の交通違反です。
事故の影響で午前11時頃から新名神高速道路下り線の菰野IC―甲賀土山IC間と亀山JCT―亀山西JCT間で通行止めとなりました。
午後1時55分に解除されています。
現場は三重・滋賀県境の鈴鹿トンネルの手前付近。
三重県警が逆走車の行方を含め、捜査を進めています。
⚠️ 三重県警高速隊によると、この場所は県境にあるトンネル付近で、道路構造が複雑なため、ドライバーが混乱しやすい可能性があります。
特に不慣れなドライバーの場合や高齢ドライバーの場合、判断が難しい道路環境かもしれません。
なぜこのような悪質な逆走と逃走が起きたのでしょうか?
次の項目で、高速道路逆走の実態に迫ります。
📊 高速道路での逆走はなぜ起きる?意外な統計データ
あなたは「高速道路の逆走なんてめったに起きないだろう」と思っていませんか?
実は国土交通省の調査によると、高速道路での逆走は概ね2日に1回の割合で発生しています。
年間約200件もの逆走事案が報告されているのです。
さらに衝撃的なのは、逆走事故の死亡率です。
高速道路での逆走事故は、通常の事故と比べて死亡事故となる割合が約40倍、死傷事故となる割合が約3倍にも達します。
💡 想像してみてください。通常でさえ危険な高速道路の事故が、さらに40倍も命の危険が高まるのです。
では、なぜ逆走は起きるのでしょうか?
大きく3つの理由があります:
- 故意による逆走:目的のICを通り過ぎてしまい、無理にUターンする
- 過失による逆走:一般道から誤って出口に進入、道路標識の見落とし
- 認識なしの逆走:認知症などで逆走していることに気づかない
⚠️ 意外な事実
NEXCO東日本の発表によると、特に注目すべきは年齢層です。
75歳以上のドライバーが逆走事例全体の約45%を占めているという現実があります。
家族間での運転についての話し合いや、免許返納の検討も重要かもしれません。
あなたの家族に高齢ドライバーはいますか?
もしいらっしゃるなら、この記事を参考に、高速道路の危険性についてぜひ話し合ってみてください。
次に、もし逆走車を見かけたら、あなたはどう行動すべきか、命を守るための具体的な対応法を見ていきましょう。
🚨 【命を守る】逆走車を見かけたときの正しい対応法
高速道路で逆走車情報を見聞きしたり、実際に逆走車を見かけたりした場合、あなたの命を守るための3つの重要な行動があります。
💪 命を守る3つの行動
- すぐに速度を落とし、十分な車間距離を確保する
- 逆走車を発見したら、安全な場所に停車する
- 速やかに通報する
1. すぐに速度を落とし、十分な車間距離を確保する
逆走車の情報を得たらまず、スピードを控えめにし、前の車との距離を十分に取りましょう。
意外なことに、逆走車は追い越し車線(右側)を走行する傾向があります。
警察庁の高速道路安全ガイドラインによると、なぜなら、逆走する車にとっては左側通行のつもりで走るため、結果的に追い越し車線を走ることになるのです。
そのため、できるだけ通常走行時の場合は走行車線(左側)を走行するよう心がけましょう。
2. 逆走車を発見したら、安全な場所に停車
前方に逆走車を発見した場合は、パニックにならず、できるだけ路肩など安全な場所に停車してください。
急ハンドルや急ブレーキは避け、冷静な操作を心がけましょう。
⚠️ 絶対にしてはいけないこと
- 逆走車を避けようと無理な車線変更をしない
- 逆走車に対してクラクションを長く鳴らさない(パニックを助長する可能性)
- 逆走車を追いかけない
3. 速やかに通報する
同乗者がいる場合は110番通報をしてもらいましょう。
同乗者がいない場合は、安全な場所に停車した後、あなた自身が通報します。
- 110番通報
- 最寄りのSA/PAの非常電話
- 料金所スタッフへの通報
NEXCO東日本によると、通報することで、他のドライバーに情報板やハイウェイラジオで緊急情報が伝えられ、さらなる事故防止につながります。
では、もし自分が誤って逆走してしまった場合は、どう対処すべきでしょうか?
次のセクションで詳しく説明します。
⚠️ もし自分が誤って逆走してしまったら?冷静な対処法
誰にでも起こりうる逆走。もし自分が逆走してしまったと気づいた場合、以下の手順で冷静に対処しましょう。
❌ 絶対にやってはいけないこと
- Uターンしない
- バックしない
- そのまま走行を続けない
これらの行動は追突や衝突の危険性を高め、さらに深刻な事故につながります。
あなたは「少しだけバックすれば大丈夫」と思うかもしれませんが、それは命取りです。
✅ 正しい対処法
- 1 安全な場所に停車し、ハザードランプを点灯する
逆走に気づいたら、すぐに路肩などの安全な場所に車を停め、ハザードランプを点けましょう。
- 2 車から離れて安全な場所に避難する
車内にとどまるのは危険です。車から出て、ガードレールの外側など安全な場所に避難しましょう。
- 3 110番または非常電話で通報する
安全な場所に避難したら、すぐに通報してください。警察官等の到着を待ちます。
💡 意外と知られていない事実
警視庁の交通違反の点数一覧表によると、逆走してしまった場合、通行区分違反となり、2点の減点と9,000円の罰金が科せられます。
しかし、命に関わる事故を避けるためには、罰則を気にせず正しい対処をすることが重要です。
🚘 高速道路で目的のICを通り過ぎた場合、決して引き返そうとせず、次のICまで進んでください。
NEXCO西日本の案内によると、料金所で係員に事情を説明すれば、「特別転回」の制度を利用して追加料金なしで戻ることができる場合があります。
パニックになると判断力が低下し、危険な行動につながりやすくなります。常に「安全第一」を意識しましょう。
あなたは万が一の時のために、この対処法を覚えておきましたか?
最後に、記事の重要ポイントをまとめます。
📝 まとめ
高速道路での逆走は年間約200件発生しており、誰もが遭遇する可能性のある身近な危険です。
今回の記事のポイントをまとめます:
- 逆走事故の死亡率は通常の事故の約40倍と非常に危険
- 75歳以上の高齢ドライバーが逆走全体の45%を占める
- 逆走車は追い越し車線を走行する傾向がある
- 逆走車を見かけたら、速度を落とし、安全な場所に停車して通報
- 自分が逆走したら、Uターンやバックはせず、安全な場所に停車して避難・通報
高速道路を利用する際は、案内標識をしっかり確認し、カーナビに頼りすぎないようにしましょう。
また、疲れている場合や悪天候の場合は特に注意が必要です。
あなたや大切な人の命を守るため、この記事で紹介した対応法を覚えておいてください。
いざという時に冷静に対処できれば、最悪の事態を避けることができます。
あなたは高速道路で逆走車を見たことがありますか?
もしあれば、どう対応しましたか?コメント欄でぜひ教えてください。
よくある質問
Q: なぜ高速道路の逆走事故は通常の事故より危険なのですか?
A: 高速道路の逆走事故は正面衝突の可能性が高く、高速度での衝突となるため、通常の事故に比べて死亡率が約40倍、死傷率が約3倍に達します。双方の車の速度が加算されるため、衝撃が非常に大きくなるのが主な理由です。
Q: 逆走車を見かけた場合、追い越し車線と走行車線のどちらを走るべきですか?
A: 逆走車は追い越し車線(右側)を走行する傾向があるため、できるだけ走行車線(左側)を走行するよう心がけましょう。逆走車を発見したら、安全な場所に停車することが最も重要です。
Q: 高速道路で目的のインターチェンジを通り過ぎてしまった場合、どうすればよいですか?
A: 絶対にUターンやバックはせず、次のインターチェンジまで進んでください。料金所の係員に事情を説明すると、「特別転回」の制度で追加料金なしで戻れる場合があります。安全を最優先に考えましょう。
Q: 雨や霧で視界が悪い場合、逆走車から身を守るためにどのような対策が効果的ですか?
A: 視界が悪い場合は特に速度を落とし、前車との車間距離を十分に取ることが重要です。また、可能であれば走行車線を走行し、ハザードランプの使用や周囲の車の動きに注意を払いましょう。悪天候時は特に注意が必要です。
参考情報
- 国土交通省: 高速道路での逆走対策に関する有識者委員会 ()
- NEXCO東日本: 高速道路における逆走の発生状況 ()
- 警察庁: 高速道路安全ガイドライン ()
- 読売新聞オンライン: 新名神高速で逆走車、4台絡む事故で4人けが ()