愛子さまのお相手候補と報じられる賀陽家に、「健氏」という謎の人物が入り込み永田町で活動。その複雑な経緯と真相に迫ります。
2月上旬、永田町の衆院議員会館内のカフェで着物姿の男性が国会議員に声をかける奇妙な光景が目撃されました。
その男性は「旧皇族の賀陽宮」と名乗っていたのです。
この記事でわかること
✅ 賀陽家とは?天皇家と学友関係にある旧皇族の重要性
賀陽宮(かやのみや)は、日本の皇室における宮家の一つで、戦後の1947年に皇籍を離脱した11宮家のうちの一つです。
賀陽家は特に重要な位置にあります。
現在、賀陽家を継いでいるのは離脱時の当主だった恒憲王の孫にあたる正憲氏(64歳)です。
実は正憲氏は天皇陛下と学習院初等科からの学友という特別な関係にあるのです。
⚠️ 賀陽家が注目される理由は、単なる旧皇族というだけではありません。
実は旧宮家の中でも皇位継承順位が最上位だったという事実があります。
- 1947年当時の皇位継承順位では、賀陽宮家は上位に位置していた
- 邦憲王が香淳皇后の伯父、恒憲王妃敏子が貞明皇后の姪と皇室との親戚関係が深い
- 現当主の正憲氏は学習院初等科から大学まで天皇陛下と同窓生
このように賀陽家は現在の皇室と非常に近い関係にあります。
正憲氏はメーカーや大手信託銀行勤務を経て、宮内庁に転職し、後に外務省に出向した経歴の持ち主です。
皇族数の確保が課題となる中、旧皇族の男系男子を養子縁組などで皇籍復帰させる案が検討されており、賀陽家はその最有力候補と目されているのです。
では、なぜ賀陽家が愛子さまと関連して注目されているのでしょうか?
その理由は次のセクションで説明します。
📊 愛子さまのお相手候補となる賀陽家の2人の息子とは
賀陽正憲氏には2人の息子がいて、彼らが愛子さまのお相手候補として注目を集めています。
その理由は年齢や経歴が愛子さまにふさわしいと考えられているからです。
💡 賀陽家の2人の息子のプロフィール
- 長男:愛子さまより6歳年上、幼稚園から高校まで学習院で学び、早稲田大学政経学部卒業
- 次男:愛子さまより4歳年上、同じく学習院出身で早稲田大学理工学部卒業
長男は高校時代に古武道部で武道に打ち込み、大学時代の卒論テーマには関ケ原の合戦を選ぶなど、歴史に興味を持つ青年です。
大学卒業後は神戸製鋼に就職したと言われています。
実は愛子さまとの接点も報じられています。
新年祝賀の際など、正憲氏が天皇陛下にお目にかかる際に息子たちも同行し、その機会に愛子さまとの交流があったと伝えられています。
ただし、これはあくまで報道の段階で公式に確認されたものではありません。
あなたも気になりませんか? これまでの情報からは、賀陽家の息子たちと愛子さまの間に特別な関係があるとは断定できませんが、彼らの存在は皇位継承問題とも絡んで重要な意味を持っています。
しかし、そんな賀陽家に突如として奇妙な「影」が忍び寄ったのです。次は、その謎の人物「健氏」について詳しく見ていきましょう。
❓ 賀陽宮を名乗る「健氏」の謎と複雑な経緯
2月上旬から永田町で「賀陽宮の末裔」と名乗る人物が国会議員に接触する事態が発生しました。
彼は「賀陽健」(仮名、以下「健氏」)と名乗り、常に着物姿で目立つ存在でした。
健氏の賀陽家との繋がりは、驚くほど複雑です。
当主の正憲氏の書面による回答では「賀陽家として認識していない」と明言されています。
🔍 では健氏はなぜ賀陽家を名乗れるのか?
その答えは複雑な養子縁組関係にありました。
- 1 恒憲王の長女・賀陽美智子氏(旧名美智子女王・2009年死去)は子供がいなかった
- 2 晩年、彼女の面倒を見ていた廣池みどり氏(仮名)と養子縁組を結ぶ
- 3 2022年6月、みどり氏は健氏と養子縁組
- 4 みどり氏はその半年後に体調を崩し急逝
つまり健氏は「美智子氏の養子の養子」という形で、賀陽家と繋がりを持つに至ったのです。
⚠️ 実は賀陽家と廣池家の間にはトラブルが
廣池家の関係者によると、みどり氏の死後、健氏と廣池家の間で生活費やビルの居住をめぐりトラブルが発生し、警察が呼ばれる事態になっていたようです。
賀陽家当主の正憲氏をはじめ、賀陽家の女性2人にも取材したところ、揃って「親戚と認識していません」という回答でした。
つまり、正規の賀陽家からは「部外者」と見なされているというわけです。
それにもかかわらず健氏は国会議員に接触し、影響力を持とうとしています。彼の行動の背景にある目的は何なのでしょうか?
次のセクションでさらに深掘りします。
🔍 健氏の政治活動と発言から見える真の目的
健氏の政治活動と発言は非常に特徴的で、彼の真の目的を垣間見せています。
彼は国会議員に対して「旧皇族」を名乗ることで信用を得ようとしていました。
📝 健氏のSNSでの主な発言
- 「日本を国際繁栄都市・国際宗教都市へ進化させなければなりません」
- 「2020年頃から2037年頃にかけて、日本は現代のエルサレムとなる」
- 「神道協会 総理兼総裁」を名乗る
- 2023年に政治団体「富士山神上大愛神道菊栄豊国協会」を設立
さらに驚くべきことに、健氏は愛子さまについても言及しています。
彼は「学習院(大学)によく行っていた」と述べ、愛子さまとすれ違ったことがあると主張。
また幸福の科学との関係についても、「大川隆法さんが亡くなる1年ほど前に、ご自宅の執務本部の人たちから呼び出されて、私はいろいろ教育してた」と述べ、「私が死に追いやっちゃった」とまで言及しています。
健氏自身は自分の目標について「革命家的な動き」と説明し、「現職の国会議員やその他の立場のある方々の価値観の逆転」を目指していると話しています。
「はっきり言って、私の方が目立っちゃうの。カリスマ性もありますし」(健氏)
あなたはどう思いますか? このように、健氏は単なる「なりすまし」ではなく、独自の思想や宗教観を持ち、旧皇族という肩書きを利用して政治的な活動を行おうとしている様子が伺えます。
では、この問題は皇室や皇位継承問題にどのような影響を与えるのでしょうか?
まとめ:旧皇族と皇位継承問題の今後
健氏の出現は、賀陽家と愛子さまを取り巻く状況に新たな複雑さを加えました。
この問題が示唆するのは、皇位継承問題の難しさです。
💡 この問題から見えてくる重要な点
- 旧皇族を皇籍復帰させる案には、今回のような「なりすまし」のリスクがある
- 養子縁組によって血縁関係のない人物が「旧皇族の末裔」と名乗ることが可能
- 皇位継承問題と女性宮家創設は根本的な制度設計が必要
現在の皇室典範では、皇位継承資格を「男系男子」に限定していますが、少子化の進行により皇族数は減少の一途をたどっています。
愛子さまや佳子さまなど女性皇族が結婚すれば、さらに皇族数は減少します。
一方で、旧皇族の男系男子を皇籍復帰させる案には、今回のように「誰が本当の旧皇族か」という問題も生じます。
賀陽家の当主も認識していない人物が「賀陽宮」を名乗れる現状は、この問題の複雑さを表しています。
愛子さまの結婚問題と皇位継承問題は、日本の伝統と現代社会のバランスを取る難しい課題です。
「女性天皇」「女系天皇」を認めるかどうかも含め、今後も議論が続くでしょう。
今回の「健氏」騒動は、皇室をめぐる議論がいかに慎重に進められるべきかを改めて示しています。
あなたは旧皇族の活用や愛子さまの皇位継承問題についてどう思いますか?コメント欄でぜひあなたの考えを聞かせてください。
よくある質問
Q: なぜ賀陽家は愛子さまのお相手候補として注目されているのですか?
A: 賀陽家の当主・正憲氏は天皇陛下の学友であり、2人の息子が愛子さまと年齢が近く、同じ学習院出身という共通点があるためです。また、旧皇族の男系男子を皇籍復帰させる案が検討される中、賀陽家は旧皇族の中でも皇位継承順位が高かったという背景もあります。
Q: 健氏と賀陽家の関係はどうなっているのでしょうか?
A: 健氏は賀陽宮恒憲王の長女・美智子氏の養子になった廣池みどり氏の養子となったため、「養子の養子」という形で賀陽家と繋がりを持っています。しかし、賀陽家の当主・正憲氏は健氏を「賀陽家として認識していない」と明言しています。
Q: 女性天皇や女系天皇を認める場合、現在の皇位継承問題はどう変わりますか?
A: 女性天皇を認めれば愛子さまも皇位継承権を持つことになり、女系天皇(母方から皇位を継承)も認めれば、愛子さまのお子さまも皇位継承権を持つことになります。これによって皇位継承者の範囲が広がり、皇位継承問題の解決策となる可能性があります。
Q: 旧皇族の男系男子を皇族に復帰させる案にはどのような課題がありますか?
A: 今回の健氏のケースのように、養子縁組等で「旧皇族の末裔」と名乗る人物が現れる可能性があります。また、戦後80年近く経過し、旧皇族と現在の皇室の間には生活環境や価値観の違いが生じている可能性もあります。そのため、単に旧皇族を復帰させるだけでなく、適切な選考や準備が必要と考えられます。
参考情報
- 文春オンライン: 「愛子さまのお相手候補」"賀陽宮"を名乗る活動家が永田町に出入りしていた! ()
- Yahoo!ニュース: 「イエス様のような覚悟で生きている」"皇籍復帰"候補の旧宮家の宗教家が熱弁した「持論」 ()
- Wikipedia: 賀陽宮 ()
- Wikipedia: 賀陽正憲 ()